柏市 新年度当初予算案 一般会計は過去最大1658億7000万円/千葉県

新年度当初予算案 一般会計は過去最大1658億7000万円/千葉県柏市

 千葉県柏市の新年度当初予算案の一般会計の規模は1658億円に上り、過去最大となりました。

 また、柏駅前のそごう跡地の土地の購入費用を盛り込んだ、新年度の補正予算案も当初予算案とともに開会中の定例市議会に提出しています。

 柏市の新年度当初予算案の一般会計の規模は、1658億7千万円と、2023年度と比べて160億円近く増え、過去最大となりました。

 公共施設の整備や改修事業が重なったことが、主な増額の要因となっています。

 具体的には2026年度中の開設を目指している、児童相談所の機能を持つ市独自の複合施設を整備する事業費や老朽化している北部クリーンセンターの改修費用が計上されています。

 また、家庭生活に困難を抱える妊産婦を支援するため、相談窓口や宿泊できる居場所を作る事業費も盛り込んでいて、県内で初めて国の助成事業を活用して費用の半額を賄うということです。

 一方市は柏駅東口側にある旧そごう柏店本館跡地の土地を86億円で購入する方針を固めました。

 狭い交通空間の改善をはじめ駅前の再整備の推進が狙いで、2月19日に土地の所有者と予算の議決を条件に土地の譲渡について合意したということです。

 購入費用は2024年度から2026年度までの3年間で支払う方針で、市は2024年度の補正予算案として10億円を計上し、この補正予算案を新年度当初予算案などとともに、22日開会した定例市議会に提出しています。

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