G20、中東情勢の影響議論 28日から財務相会議

 【ワシントン共同】20カ国・地域(G20)は28、29両日にブラジルの最大都市サンパウロで財務相・中央銀行総裁会議を開く。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘などが起きている中東情勢や、ロシアのウクライナ侵攻が世界経済に与える影響を議論する。参加国間に意見の隔たりがあり、共同声明をまとめられるかどうかが焦点だ。

 ロシアがウクライナに侵攻して以降、侵攻を巡る表現などを巡って参加国が対立し、共同声明の見送りが続いてきた。インドが議長国を務めた昨年10月の前回会議では、7会合ぶりに共同声明を発表した。

© 一般社団法人共同通信社