「小澤征爾総監督に捧げる」OMF8月9日開幕へ  思い込めた歌声を披露 合唱団オーディション

今年のOMFセイジ・オザワ松本フェスティバルの日程が決まりました。実行委員会は「全ての公演を亡くなった小澤征爾総監督に捧げる」としています。また、23日は、フェスティバルに参加する合唱団のオーディションも行われ、参加者が小澤総監督への思いを込めた歌声を披露しました。

2月6日に亡くなった小澤征爾さん。死後、初めてとなる今年のOMFは、8月9日から9月4日までの日程で行われます。

2022年のオペラ公演で指揮をした沖澤のどかさんが生前の小澤さんの指名で首席客演指揮者を務めます。

実行委員会は「全ての公演を小澤総監督に捧げる」としています。

伸びやかな歌声。23日行われたSK松本合唱団のオーディションです。

市民の参加を願う小澤さんの提案をきっかけに2004年に結成された合唱団で、毎年、フェスティバルにも参加しています。

今年は、21歳から89歳まで男女83人の応募がありました。多くの人が経験者です。

2004年の結成から参加:
「小澤先生のまかれた素晴らしい種、そこへ参加できていたんだなと。(小澤さんは)心の中に、この合唱団の中にいらっしゃる」

2014年から参加:
「歌っているうちに、ひょっとしたら小澤さんが聞いてくれたらいいな、なんて思いながら、また今年も、今年だけじゃなくてそれがずっと続いていくには、それは私たち市民がどう関わるかかなと思っています」

合唱団は3月30日に初練習を予定しています。

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