海の環境保全を考え意見交換 那覇市で「サンゴ礁ウィーク」がスタート 3月17日まで

 「サンゴの日」の3月5日に合わせ、海の環境保全を考える「サンゴ礁ウィーク」(主催・県サンゴ礁保全推進協議会、共催・県、沖縄タイムス社)が23日、始まった。3月17日までの期間中、サンゴに関する企画展やビーチクリーン活動などを実施する。

 初日は、那覇市の県立博物館・美術館で慶良間諸島国立公園指定10周年を記念した講話やサンゴ礁保全について話し合うワークショップがあった。

 同公園ビジターセンターサンゴゆんたく館の谷口洋基館長は、オーバーツーリズムによりサンゴ礁への負荷が懸念されていると話し「貴重な天然資源を守るためにもルール作りを検討していく必要性がある」と訴えた。

 ワークショップにはサンゴの研究者やダイバー、環境保全団体など約30人が参加。サンゴ保全のための取り組みや教育の在り方などについて意見を交わした。

 そのほかのイベント詳細はURLから。https://coralreefconservation.web.fc2.com/sangoweek/sangoweek2024.html

「サンゴ礁ウィーク2024」のワークショップで意見を交わす参加者ら=23日、那覇市の県立博物館・美術館

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