連休は食い倒れ‼明石の玉子焼き、相生のカキ、静岡・富士宮やきそば…明石公園に全国のグルメ集結「冬の食三昧市」開幕

全国のご当地グルメが集う食三昧市=県立明石公園

 冬の味覚や全国各地のグルメが集う「冬の食三昧市」が23日、県立明石公園で始まった。地元明石の玉子焼き(明石焼き)のほか、山賊焼きや焼きそばなどが楽しめる。(有冨晴貴)

 「あかし玉子焼ひろめ隊」メンバーらでつくる食三昧市実行委員会の主催。例年冬に催される県内の食材が楽しめる味覚市と、秋に開かれる食三昧市を合わせた形で実施される。

 ひろめ隊は、かつて明石公園でも開かれたグルメの祭典「B-1グランプリ」にも出場しグランプリを獲得。今回はそこに出場した団体が主に出店している。

 兵庫県からは、玉子焼きや加古川のかつめしなどが出店。相生のカキは、蒸しガキやバターしょうゆ焼きなどさまざまな料理で提供されている。

 県外からは、静岡県の富士宮やきそば、信州地方の名物山賊焼きなどの屋台が集まった。富士宮やきそばは、B-1グランプリで2回1位になった人気料理。一般的なものとは異なる製法の麺のこしや、いわしの削り節を使った味付けが特徴。山賊焼きは、鶏肉をショウガやニンニクで味付けして油で揚げており、食べ応えがある。

 さらに博多の一口ギョーザ、広島焼き、北海道のたこザンギなどのほか、射的などの屋台や多彩なキッチンカーも並ぶ。ステージでの歌、猿回しの披露もある。

 ひろめ隊隊長の古志利宗さん(48)は「天気はぐずついているが多くの人が来てくれてよかった。今後明石近隣の人が、グルメを生み出した土地へ旅行に行くきっかけになればうれしい」と話す。

 25日まで。午前10時~午後4時。雨天決行(荒天中止)。入場無料。同実行委員会TEL078.220.8352

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