中日・髙橋宏斗、オープン戦初登板は2回2失点 立浪監督「まだ時間はある」

オープン戦
● 中日 0 - 10 広島 ○
<2月23日・アグレスタジアム北谷>

中日の髙橋宏斗投手(21)が23日、広島とのオープン戦(北谷)に先発登板。予定されていた2イニングを2安打2失点の結果で終えた。

初回、1番・田中に右翼フェンス直撃の二塁打を許すと、2番・田村には右中間突破の適時三塁打を浴びいきなり失点。続く小園は二ゴロに仕留めたものの、この間に三走・田村に2点目の生還を許した。2回は簡単に二死を奪ったものの8番・久保に四球。それでも最後は、9番・矢野を内角直球で見逃し三振に仕留めゼロを刻んだ。

オープン戦初登板は2回34球、2安打2失点、1奪三振1四球の内容。初回に対戦した全5打者とも初球がボールになるなど制球面に不安を残した。

今キャンプ当初はドジャースへ移籍した山本由伸に似たすり足気味の投球フォームだったが、実戦形式の練習で結果を残せず従来の形に近いフォームに修正中。立浪監督は試合後「フォームを戻していいボールもあったが、真っ直ぐを弾き返されていた。まだまだ本来の力がボールに伝わっていないのかなと感じましたけど、段階を踏んでシュート回転している球を減らしていけばいいと思う。まだ時間はある。焦らずしっかりやってくれればいい」と、試行錯誤中の若き右腕に期待を寄せた。

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