「伝説の家政婦」「にじみ出る安心感」木野花『ブギウギ』登場に集まる称賛…『あまちゃん』では「メガネ会計ババア」としてお馴染み

2月22日、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の第100話が放送された。

この日の放送では、主人公スズ子(趣里)が歌を捨てるとの話を信じ込んだ茨田(菊地凛子)が、誤解だと知り、スズ子に謝罪。スズ子は歌も芝居も頑張ると言い、茨田と仲直りする。

後日、スズ子の自宅へ突然1人の女性がやって来る。茨田からの紹介状を持ってきた大野晶子(木野花)は、「家政婦として雇ってほしい」と訴える。驚くスズ子だったが、大野の勢いに押され、とりあえず1日だけお試し雇用するという内容が描かれた。

木野花の登場に、毎日 “朝ドラ受け” する次の番組『あさイチ』では、司会の博多華丸が「あの人はいい人です。大丈夫です」と断言しつつ、「メガネ会計ババアでしょ」とコメント。これに博多大吉が「悪口みたい」とつっこむと、華丸は「『あまちゃん』の話」と笑った。

この「メガネ会計ババア」には視聴者も注目したようで、「X」では一時トレンド入り。SNSでも、

《大野晶子さん役演じている木野花さん素敵ですね 私は大野晶子さんの方言も雰囲気も好きだなぁ》

《木野花さん登場でドラマが締りましたね。役とは言え、人生経験豊富な安心感がにじみ出ています。スズ子も張り詰めていた心が溶かされて良かった!》

《やはり、このドラマは、凄くキャスティングの上手い朝ドラになっていますよね。ですから、これからの木野花さんを絡めたお話の展開には、まったく目を離すことができないです》

などの声があがった。

「木野さんが朝ドラに出演するのは今作が初めてではなく、これまでも『純情きらり』(2006年)、『あまちゃん』(2013年)に出演しています。『どんど晴れ』(2007年)ではナレーションも担当しました。

いつも癖のある役を好演しますが、特に『あまちゃん』では東北弁でしゃべる漁協の海女役を演じ、視聴者から『メガネ会計ババア』と親しまれました。今作は、『あまちゃん』に続き、青森弁の女性を演じることになります。

木野さんは出演するにあたり、《まさか自分に話が来るとは予想もしていませんでしたから驚きました。「私でいいのかな」と思ったのですが、今回は青森ことばの役だというので、青森ことば対大阪ことばの会話は面白そうだとうれしくなりました》と出演者インタビューで語っています」(テレビ担当記者)

視聴者の関心は高いようで、23日、101話が放送されると、「大野さん」がトレンド入り。「X」には

《流石としか言えない大野さん!!伝説の家政婦だった!!》

《家政婦の大野さん役でいい味だしてます!かっこいい!》

など歓喜の声が並んだ。

木野は、NHK土曜ドラマ『お別れホスピタル』にも出演しており、こちらでも「死んでたまるか」が口癖のおばあさんを演じている。しんみりしてほっこりするような木野の演技を、ぜひとも楽しみたい。

© 株式会社光文社