J2水戸 24日ホームいわき戦 昇格へ開幕白星を 守備からリズム、前半が鍵

開幕戦・いわき戦に向けて調整を図るJ2水戸の選手たち=アツマーレ

明治安田J2は24日、開幕する。第1節第1日は3試合が行われ、水戸はケーズデンキスタジアム水戸でいわきと対戦する。キックオフは午後2時。2019年以来の開幕戦白星を挙げ、悲願のJ1昇格へ追い風を吹かせたい。

始動から約1カ月半が経過し、新加入選手との連係と守備の再構築に力を入れてきた。J1鹿島とのプレシーズンマッチでは4年ぶりの黒星を喫したものの、後半は無失点にしのぐなど手応えもあった。

今季を占う初陣の相手はJ2昇格2年目のいわき。昨季は敵地で3-4と終盤の攻防で競り負けた因縁の相手だ。強靱(きょうじん)なフィジカルを武器に直線的な攻撃を仕掛ける相手のスタイルは昨年同様で、注力してきた守備からリズムを生み出したい。

「いわきとはスコアが動くゲームが多い」と浜崎監督はにらむ。相手の勢いに屈さず、高い位置でボール奪取を狙う姿勢を求める。開幕戦の緊張感をものにし、「自分たちのサッカー」をどれだけ表現できるか。指揮官は「前半をどういう形で折り返せるか」と読む。

直近の練習では攻撃に割く時間も増えた。攻撃の起点として鍵を握る甲田は「いわき相手に単なるドリブル突破では削られてしまう」と分析。ワンタッチで厳しいマークを振り切るなど、ボール保持者以外の動きや立ち位置が重要となる。「シュート本数を増やしたい」と貪欲に話す。

「新しい景色」の船出へ。勝ち点3をつかみにいく。

水戸の先発予想

© 株式会社茨城新聞社