「プリントが破れる」「テニスのラケットがすべって飛ぶ」学生時代から悩み続けた手汗がついに改善の兆しを見せる #Omezaトーク

By FYTTE 編集部

手汗に悩み続けた青春時代から10数年…。汗でプリントが破れたり、常にタオルを持っていないと不安だったり、さまざまなツラさを体験して、ついに、治療を始めました。昨年から処方されるようになった新薬が、QOLを上げてくれているのでご紹介したいと思います。

小学校1~2年生の頃、近所の方がピアノ教室を始められたということで、幼なじみとふたりでピアノのレッスンを受けに行っていました。年齢的にも簡単なことから始めていたので、ピアノ教室は楽しかった記憶があるのですが、わたしはひとつすごく印象的な思い出があって。自分がピアノを弾き終わったあとに、鍵盤に水滴がついていたんです(笑)。もうお気づきでしょうが、それが人生でいちばん最初に認識した自分の手汗でした。でも、そのときは「手汗だ~」なんて思わないんですよ。「え、なんか濡れてた、拭かないと」くらい。母曰く、わたしは小さい頃から、手足が湿っている子どもだったらしいのですが、小学生の間はそんなに手汗で困ったことってなかったように思います。覚えていないだけかもしれませんが、具体的なエピソードが思い出せないレベル。ですが、中学生に入った途端、とにかく困るシーンが増えました。今思いつくことをザっと書き記してみると…、

●人と気軽に握手できない
●ノートやプリント類がなる、濡れる。最悪の場合破ける
●手汗ですべってソフトテニスのラケットに力が入らない、手から抜けて飛ぶ
●テスト中、タオルを出さずに戦わなくてはいけないため、回答用紙を濡らさないよう意識し過ぎてテストに集中できない etc…

ほかにも、もっと細かいことで手汗に悩まされることは多かったです。学生時代は、そこまで関係が深くない周囲の人たちにどう思われているのかをすごく気にしてしんどい思いもありました。
大人になってから多少マシにはなったのですが、それでも日常的に困るシーンも多々ありまして…。もちろん治療を考えたことはありますが、治療法とその費用、デメリットなどを調べて考えて、あまり気が進まなかったんですね。でも、そんなわたしにも希望が見え始めました。なんと去年、手汗の新薬が登場したんです!

「アポハイド®ローション20%」というのですが、これが結構効果が高いという評判を聞き、ついに先月の終わりに皮膚科に行って手汗について相談してきました。正直、効果に対して半信半疑な部分があったのですが、使い始めてから1週間程度で徐々に手汗の量が減っていることを実感できました! 寝る前に手のひらに5プッシュ分ローションを塗布するだけなので簡単ですし、なによりこんなに早く変化を実感できるなんて…。現状、手汗をまったくかかなくなっているわけではないのですが、量は体感として5分の1くらい。生理のときは、平常時よりも手汗をかいてしまうのですが、滝のように手汗が出てしまう…みたいなことはなくなりました。

こちらの薬、副作用的に、のどがものすごく乾いてしまう場合もあるそうなのですが、わたしはとくに感じておらず、ほかに困った症状なども出てきていません。とはいえ、薬なので人によって合う、合わないはあるでしょうし、自分が体感したとはいえ一概に手汗に悩むみなさんにこちらの新薬をおすすめすることはできませんが、やはりなにか体に異常を感じていることがあれば医療の力を借りることってすごく大切だなと思うきっかけになりました。

手汗の悩みって、なかなか同じ悩みを抱えていないと理解されにくいと思うんです! とくに思春期だと苦しい思いをすることもあったりすると思います。なので、こういった新たな治療法が確立されていくことは本当にありがたいことですね。手汗が本当に落ち着いたな、と思える日がきたら、人生で1度くらいはネイルサロンに行ってみたいな、と思っています!(編集nano)

Omezaトークとは…
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