NY株、2日連続で最高値 62ドル高、AI銘柄を物色

ニューヨーク証券取引所(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】23日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比62.42ドル高の3万9131.53ドルと終値の最高値を2日連続で更新した。半導体エヌビディアの好決算を受けて人工知能(AI)関連銘柄を物色する流れが続き、相場全体を押し上げた。

 上昇幅は一時210ドルを超え、取引時間中の最高値も更新。物価高を抑えながら景気後退を避けられる経済のソフトランディング(軟着陸)への期待感も引き続き追い風となった。

 幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数も1.77ポイント高の5088.80と終値の過去最高値を付けた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は反落し、44.80ポイント安の1万5996.82。

 個別銘柄では、医薬品のアムジェンやITのIBMの上昇が目立った。一方、ITのアップルは売られた。

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