納豆「バーガー」大賞 福島市が料理コンテスト、ブランド化へ

(写真上)グランプリに選ばれた「和さんど」、(写真下)木幡市長から表彰を受ける加藤社長(右)

 福島市は23日、同市で「納豆料理コンテスト2023」の最終審査会を開き、グランプリに「和さんど」(御(お)とめ湯(ゆ)り)が輝いた。準グランプリには、「揚げナスde肉味噌(みそ)納豆」(母家たすいち)と「納豆坦々麺」(餃子酒家 照井)が選ばれ、「福島スペシャル」(本場広島お好み焼き かっちゃん)と「ナットウライスピザ」(エスポアール)が入賞した。

 コンテストは総務省の家計調査で同市の納豆購入額が2022年まで4年連続で1位だったことを機に本年度初めて開催。昨年10月~今年1月に市内の飲食店33店が納豆を使った料理56品を提供し、食べた人から792票の投票があった。審査会では投票の上位5品を木幡浩市長や県綜合調理師会の高橋博行会長、桜の聖母短大食物栄養専攻の三本杉夢佳さんらが試食し、順位を決めた。

 和さんどは、川俣シャモのそぼろに納豆とクリームチーズ、ヨーグルトをあえたソースを合わせたライスバーガー。御とめ湯りの加藤貴之社長は「納豆の風味をより感じてもらえるよう工夫した。今後も納豆文化を広め、ブランド化に貢献したい」と話した。審査委員長の木幡市長は「どれもおいしく、順位を付けるのに悩んだ。これからも『納豆のまち福島』を盛り上げてほしい」と講評した。

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