先発補強を狙うRソックス モンゴメリー獲得を「最優先事項」に

ボストンのラジオ局「WEEI」のロブ・ブラッドフォード記者によると、先発補強を狙っているレッドソックスは複数のターゲットのなかで、左腕ジョーダン・モンゴメリーの獲得を「最優先事項」としているようだ。ブラッドフォード記者は「レッドソックスはモンゴメリー陣営の希望価格が下がるのを待っているところだ」と伝えている。ルーカス・ジオリトを獲得したものの、クリス・セールとジェームス・パクストンが抜け、戦力アップしたとは言い難いレッドソックス先発陣だが、大物獲得は実現するのだろうか。

現在31歳のモンゴメリーはメジャー7年目の昨季、カージナルスとレンジャーズで合計32試合に先発して自己最多の188回2/3を投げ、10勝11敗、防御率3.20、166奪三振を記録。ポストシーズンでは3勝1敗、防御率2.90の活躍を見せ、レンジャーズの球団史上初となるワールドシリーズ制覇に貢献した。直近2シーズンはいずれも180イニング前後を投げて防御率3点台前半をマークしており、安定した活躍を計算できる先発投手として評価が高まっている。

MLB公式サイトによると、モンゴメリーの妻は現在、ボストンの病院で研修医をしているという。それがモンゴメリーの決断にどのような影響を与えるかは不明だが、モンゴメリーはレッドソックスと契約すれば、シーズン中の多くの期間を妻とともに過ごせることになる。モンゴメリー獲得を狙うレッドソックスにとって、有利な材料となる可能性はあるだろう。

チーフ・ベースボール・オフィサーのクレイグ・ブレスローは、ジオリト、ブライアン・ベヨ、カッター・クロフォード、ニック・ピベッタの4人が先発ローテーションに名を連ねる見込みであることを明らかにしている。よって、現状ではギャレット・ウィットロックやタナー・ハウクが先発ローテーションの最後の1枠を争うことになる。モンゴメリーを獲得できれば、先発5枚が揃うが、モンゴメリー(と代理人のスコット・ボラス氏)が希望条件を引き下げるのを待っているようだ。

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