能登半島地震の被災地で給水支援を行なった浜田海上保安部の巡視船が、23日、浜田港へ帰港しました。今回の任務には、熊本地震で被災した経験がある女性職員も参加していました。
被災地で給水支援にあたった「巡視船いわみ」は、23日、浜田港の長浜桟橋に帰港。
被災地では、富山県の港から石川県の七尾港まで、あわせて425トン、給水車およそ180台分の水を4日間にわたり昼夜を問わず運び、給水する作業を繰り返したということです。
この任務には、2016年、中学生の時に熊本地震で被災し、海上保安庁の給水支援を受けたという女性職員も参加していました。
浜田海上保安部 航海士補 中野るいさん「住んでいるところが断水中だったり、お風呂に入れない状況を聞いて、復興には、まだまだ支援が必要だなと感じました。(自分自身が熊本地震のの際に支援を受けて)人を助ける仕事は、とても素敵だなと思ったのを覚えています。その分、自分ができることを今回できたのではないかと思います。」
自らの被災経験を振り返りながら中野さんは、「今後もできることをやっていきたい。」と話していました。