千賀の離脱でメッツ先発陣はどうなる? 編成本部長は補強を否定

メッツは先発ローテーションの柱として期待していた千賀滉大が右肩後方の痛みによって離脱を強いられることになり、故障者リストに登録された状態でシーズン開幕を迎える可能性が高まっている。通常、2月下旬にエースの代役を見つけることは不可能だが、今オフはFA市場にブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーといった大物選手がまだ残っている。しかし、デービッド・スターンズ編成本部長は千賀の離脱が補強プランに影響を与える可能性を否定。現有戦力で穴を埋めていく方針のようだ。

メッツは昨季途中にジャスティン・バーランダーとマックス・シャーザーをトレードで放出し、カルロス・カラスコもFAで退団。昨季開幕時点で予定されていた先発5枚のうち、現在もチームに残っているのは千賀とホセ・キンタナの2人だけである。

今オフは先発の頭数を揃えるために補強を行い、2018年にヤンキースで19勝を挙げたルイス・セベリーノ(1年1300万ドル)と2ケタ勝利3度の実績を持つショーン・マナイア(2年2800万ドル)を獲得。トレードでは2021年にブリュワーズで10勝を挙げたエイドリアン・ハウザーを手に入れた。これでひとまず、千賀、キンタナ、セベリーノ、マナイア、ハウザーと先発5枚が揃う形となった。

千賀の代役は、昨季チーム2位の25試合に先発して9勝8敗、防御率4.70を記録したタイラー・メギルが最有力。ほかにも、9試合に先発して4勝0敗、防御率2.89と好投したジョーイ・ルケーシーや9試合(うち7先発)で1勝4敗、防御率3.64を記録したホセ・ブットーがおり、スターンズ編成本部長は大金を投じてスネルやモンゴメリーを獲得する必要はないと考えているようだ。

スターンズ編成本部長は「千賀の離脱によって、シーズン開幕までに誰かを獲得する可能性が変わることはない」と断言。よって、キンタナ、セベリーノ、マナイア、ハウザー、メギルの5人が開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

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