首相、産業復興後押し 能登地震被災地を視察

避難している家族から話を聞く岸田首相(右から3人目)=24日午前、石川県穴水町(代表撮影)

 岸田文雄首相は24日、能登半島地震の被災地を視察するため、石川県を訪問した。被災地入りは1月14日に続き2回目。農林水産業や伝統工芸産業の関係者と意見交換し、生活再建や産業復興を後押しする考えを伝達する。午後には2023年度予算から追加で予備費1千億円超を支出する方針も表明する見通し。

 首相は自衛隊機で石川県輪島市の能登空港に到着した。穴水町では、避難所として利用されている公共施設「穴水町さわやか交流館プルート」を訪問。避難生活や支援活動するボランティアの活動状況について説明を受け「大変な状況が続くが、政府もしっかり支援を拡充する。共に頑張りましょう」と呼びかけた。

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