これが国内トップのアマ野球だ JR東日本VS慶応大で幕開け、おいどんカップ始まる 3月10日まで鹿児島県内で90試合

薩摩おいどんカップの「JR東日本-慶応大」を観戦する野球ファン=23日、姶良市のビーラインスポーツパーク姶良

 野球の大規模交流戦「薩摩おいどんカップ2024」が23日、鹿児島県姶良市のビーラインスポーツパーク姶良などで開幕した。社会人や大学生を中心に全国から約40チームが参加。3月10日まで約90試合を予定している。

 初日は、3会場で試合があった。同球場であった開幕セレモニーで、小薗健一実行委員長は「成果のある17日間になることを願っている」とあいさつ。塩田康一知事は「子どもたちに夢や希望を与えてほしい」と話した。

 式典後の開幕戦はJR東日本が慶応大に5-2で勝利した。
 試合は鹿児島市、薩摩川内市、日置市、姶良市、鹿屋市、枕崎市の計6会場である。試合結果、日程などの詳細はホームページに掲載している。

◇地元高校生が「ダッシュKEIO」演奏

 23日に鹿児島県姶良市のビーラインスポーツパーク姶良野球場などで始まった「薩摩おいどんカップ2024」は、県内6会場(鹿児島市や薩摩川内市など)で3月10日まである。

 初日は3試合があり、JR東日本は慶応大を5-2で下した。JR東日本は1-1で迎えた3回、適時打で勝ち越し。5回は3番打者の本塁打で3点目を奪った。JR東日本の浜岡武明監督は「中軸がよく打った。鹿児島の人にはアマチュア野球の一球への熱意を感じてほしい」と話した。

 「JR東日本-慶応大」の開幕戦は、雨にもかかわらず約1200人が足を運んだ。加治木高野球部で捕手をしている末永暖大さんは「JR東日本はエンドランを警戒して変化球を多く使っていた。勉強になった」と話した。

 地元の加治木高など吹奏楽部の応援も大会を盛り上げた。慶応大側スタンドの龍桜高は「ダッシュKEIO」などを演奏。バリトンサックス担当の中村美羽さんは「オクターブが急に下がるところが難しかった。一生の思い出になった」と喜んだ。

 24日は6試合を予定している。鹿屋市の「Honda-鹿屋体大」は、開始時間が午前10時から午後1時に変更となった。

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