ロシアのウクライナ侵攻2年に合わせ、長崎県内の高校生ら8人が23日、同国の首都キーウの中高生ら約10人とオンラインで交流した。戦時下にあるウクライナの学生は「他の国の人とコミュニケーションを取ることができるのは、とても良い時間。本当にうれしい」と交流を喜んだ。
県内の高校生らでつくる市民団体「ボーダレスラーニング」(上村洸貴代表)が開いた。被爆地の若者としてウクライナ情勢に当事者意識を持ち、自分にできることを考えようと活動を始め、オンライン交流は昨年11月に続き2回目。
他国に求めたいことを尋ねられたウクライナの学生は「兵士や軍隊、(ロシアへの)経済制裁。戦争を終わらせるために多くのツールが必要」と回答。日常生活について「空襲警報が鳴る現状に慣れてしまい本当に悲しいが、自分の周りにある小さなものを楽しむようにしている」と語った。
参加した県立長崎北高2年の山野里紗さん(16)は「交流を続け、私たちにできることを日常的に考えていくことが大切だと思う」と話した。
「コミュニケーションうれしい」 キーウの中高生ら長崎の高校生とオンライン交流 ウクライナ侵攻2年
- Published
- 2024/02/24 11:41 (JST)
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