津田健次郎 意外な告白「喉のケアはしない!自然がいいんです」

(撮影:来家祐介/aosora)

「脚本家の黒岩勉さんが毎話、斜め上の展開を用意してくださるので、新しい台本を読むたびに驚きが大きいんです。スピード感のあるドラマチックな展開は見る人を飽きさせないですし、誰が犯人なのか、考察しながら見ていただくと楽しいと思います」

ドラマ『グレイトギフト』(テレビ朝日系・木曜21時~)では、野心家で冷徹な心臓外科医・郡司博光を演じている津田健次郎(52)。そのダークなキャラクターが注目を集め、SNSでは「#郡司先生」がトレンド入り。「悪ツダケンも最高!」とバズり中だ。

「登場人物のなかでいちばんややこしい人だと思いますよ(笑)。でも、それが郡司という人間の面白さにつながっている。今までの実写作品ではやってこなかったような、アクが強い芝居にも挑戦しています。少し過剰な演技だったかなと不安に感じることもありますが、監督から何も言われないのは大丈夫ということだろうと、いろいろ試しているところですね」

俳優として話題作への出演が続き、昨年発売された写真集も好評の津田。自身の活躍についてどのように思っているのだろうか。

「声のお仕事のほか、実写でさまざまなお芝居をさせていただく機会が増えたのはとてもうれしいですね。たくさんのリアクションをいただくと、『いじってくれてありがとう』という気持ちになります(笑)。ただ、やはり油断は禁物で、1本1本の作品を大切にしていきたい気持ちは、より一層強くなりました。何十年たっても人の心に残る、そんな芝居ができる役者を目指していきたいです」

多忙を極める津田だが、冬のルーティンは毎日「朝風呂に入る」ことだという。

「毎朝必ず湯船に30分ほどつかります。朝から結構長めですが、僕はそのほうがしゃんとするんで(笑)。飲むものなどにはこだわりはなく、喉のケアも一切しない。自然がいいんですよ」

冬のアイテムとしてマフラーが大好きだという津田。持ち物は、品質のいいものを長く使うことを信条としている一面も。

「買い物はじっくり時間をかけて選ぶので、買うまでに何年もかかることもあります。ダウンジャケットとかになると10年以上着ちゃうので、それに値するいいものが欲しいんですよ。最近は、修理するよりも買ったほうが安いと言われることもありますが、できる限りずっと使いたい。今、使っているカバンやメガネ、靴も、壊れたら直して、もう10年選手です」

(ヘアメーク:原田武比古/スタイリング:藤長祥平)

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