ミャンマー人女性3人が公立病院の看護助手に 「日本人の仕事学びたい」新天地での成長に意欲

舞鶴市民病院で看護助手として働く3人のミャンマー人女性

 看護人材の確保が課題となる中、京都府舞鶴市倉谷の市立舞鶴市民病院は特定技能1号(介護)の在留資格を持つミャンマー人女性3人を看護助手として雇用する取り組みを始めた。市内の公的4病院では初の試みで、3人は新天地での仕事に意欲を燃やしている。

 特定技能制度は介護や農業、建設などで一定の専門性を持つ外国人を受け入れる。在留資格は5年で介護福祉士の資格取得で永住権の取得が可能となる。

 3人は現地の専門学校で日本語や介護の知識を学び、今月5日に来日した。現在は院内で研修を受けており、今後は配膳やトイレ介助など患者の身の回りの世話や看護師のサポートを担当する予定。3人とも介護福祉士の資格取得を目指しており、「日本は安全な国で規則や時間に厳しい。日本人の仕事を学びたい」などと意気込んでいる。

 看護指導を担当する徳重仁美副師長は「素直でよく勉強していて優しい。きっと患者さんの人気者になると思う」と期待する。

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