マカオで天皇陛下の64歳の誕生日を祝うレセプション開催

左からマカオ特別行政区行政法務司の張永春司長、在香港日本国総領事館岡田健一大使兼総領事=2024年2月23日、ホテルオークラマカオ「天皇誕生日祝賀レセプション」会場(写真:GCS)

 在香港日本国総領事館は2月23日、マカオ・コタイ地区の統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオ内にあるホテルオークラマカオで天皇陛下の64歳の誕生日を祝うレセプションを開催した。

 冒頭のセレモニーでは同館の岡田健一大使兼総領事とマカオ特別行政区を代表して行政法務司の張永春司長が登壇。その後の懇親会は出席したマカオ在留邦人及び日本と関わりの深いマカオ各界のゲストらによる交流が進み、盛会となった。

 岡田健一大使は挨拶の中で、日本とマカオの間の経済、文化等の領域における交流促進強化を継続することで、マカオで日本への理解が一層深まることを希望するほか、マカオ居民により安全で質の高い日本の食品の数々を楽しんでいただきたく、(日本の一部地域産品を対象としたマカオの)輸入制限が早く解除されることを願っていると述べた。

 張永春司長は、マカオと日本は長年にわたり良好な関係を維持してきたとした上、今年はマカオの祖国復帰25周年にあたり、これまでの25年間「一国二制度」が成功裏に実施され、急速な経済発展を遂げたことを挙げ、中央政府の支援のもと、マカオと日本は今後も緊密な協力関係を維持しながら、関係が次のステップへ発展することを期待しているとした。

 現在、マカオには日本公館がなく、在香港日本国総領事館の管轄エリアとなっている。マカオでの天皇誕生日レセプションは平成から始まり、コロナ禍では中断を余儀なくされたものの、アフターコロナの昨年から再開された。

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