平野美宇、2023年に孫穎莎撃破の“ハリケーン”がカギ握るか　最強メンバー揃えた日本女子が中国超えに挑む【世界卓球】

韓国・釜山で開催中の「世界卓球2024 団体戦」は24日、決勝が行われる。日本女子は中国と対戦する。

■圧巻の強さでファイナルへ

日本女子は今大会、グループステージを4戦全勝で通過。そして決勝トーナメントではクロアチアを下しパリ五輪行きを決めると、難敵ルーマニア、香港を退け、5大会連続決勝へと勝ち進んだ。

日本を支えてきたのが、質量ともに十分の陣容。パリ五輪シングルス出場枠を獲得している早田ひな、平野美宇を全試合に起用。そこに、五輪3番手メンバー選出の張本美和、五輪過去2大会連続メダルの伊藤美誠、そして全日本選手権ではダブルス二冠の木原美悠という実力者を揃えた。

立ち向かうのは最強の卓球王国、中国チーム。世界ランキング1位の孫穎莎、2位の王芸迪、3位で東京五輪金の陳夢らを揃える陣容は、夏のパリ五輪でも金メダル最有力候補だといっていい。

そんな中国だが、日本は早田、平野が2023年に王芸迪を下し、平野は孫穎莎撃破も成し遂げている。今大会好調を維持する平野の出来は結果を左右するといっていい。

悲願の中国超えに向けて挑む日本女子。最強メンバーでパリ五輪前哨戦のファイナルを迎えることになる。

（Y.Imoto／SPREAD編集部）