遠藤航、堅実な守備とディアスへの決定機提供で現地メディアからは高評価! 試合への「影響度」については賛否両論

現地2月21日に行なわれたプレミアリーグ第26節で、リバプールはルートン・タウンを4ー1で下し、3連勝で首位をキープしている。

前半にリードを許すも、後半に攻撃力が爆発してフィルジル・ファン・ダイク、コディ・ガクポ、ルイス・ディアス、そしてハーベイ・エリオットがゴールネットを揺らして逆転。2戦連続で4ゴールを挙げ、その得点力を示した。3試合連続での先発出場を果たした遠藤航は、アンカーとして今回も奮闘を見せ、攻撃ではディアスへの惜しいロブパスなどチャンスメイクにも関与した。

データ専門メディア『WhoScored.com』によると、遠藤はボールタッチ66回(両チームで5番目の多さ)、パス53本(成功50本)、キーパス3本(3番目)、ドリブル1回、空中戦3回(勝利1回)、タックル9回(成功3回)、クリア1回、ボールロスト1回、ファウル1回、そしてドリブルで抜かれる回数は6回というスタッツを記録している。

スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点でチーム2番目タイの「7」を与え、同じく「7」を付けた日刊紙『Daily Mail』は、「堅実。常にボールを奪い返しており、アンフィールドの観衆に愛されている」と、ポジティブな寸評を綴った。

サッカー専門サイト『90min』は、「ルートンのプレッシングに苦しんだが、ボールを保持する際には狡猾さを見せた」と評価しながら、「大きな影響力はなかった」とも指摘して採点も及第点の「6」止まり。『TRIBUNA』はチーム5番目となる「6.5」を付与し、他のチームメイトのように寸評で言及することはなかった。
リバプールの地元メディアでは、日刊紙『ECHO』がチーム2番目タイとなる「8」の高採点で、「ディアスのために1つチャンスを作り出したほか、積極的にプレーし、多くのセカンドボールを拾った。リバプールが後半にステップアップするのに、非常に大きな影響を与えた」と称賛している。

一方、総合メディア『Liverpool World』も「ディアスへのチャンスを生み出すために技巧を示し、中盤の真ん中で頑強さを見せつけた」として採点は「7」。リバプールのクラブ専門サイト『THIS IS ANFIELD』は、こちらも同採点とし、以下のように寸評を綴った。

「ボール扱いがきちんとしており、前半にディアスに得点機を提供するために美しいロビングパスを1本成功させた。中盤でルートンが攻めてきた時には、守備的な観点から全体的にかなり良かったが、問題なのは、あまり頻繁に起こらなかったこと。ほとんどは彼を避けて通されるサイドや斜めへのパスだった。ただ、それでも役割を果たした」

そして『LIVERPOOL.COM』は、「日本代表のキャプテンは、思っていたよりも多くドリブルで抜かれた。しかし、ボールを保持することにおいては安定しており、ディアスにナイスなロビングでのスルーパスを提供した」と振り返り、こちらも採点は「7」を与えている。

構成●THE DIGEST編集部

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