物議を醸しているMLB新ユニホーム“透け透け”問題 「パンツの素材は変わっていない」と米報道

いよいよオープン戦がスタートし、各球団の選手たちが着々と準備を進めているメジャーリーグ。こうしたなかで現在、今季採用された新ユニホームのデザインに批判が相次いでいる。

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平らがメディア向け撮影会に参加した現地2月21日、より軽量で通気性が良くなっているという新ユニホームの着用画像が公開されたが、これには、「パンツが透けている」と日米ファンからの指摘が殺到。パンツにインしたジャージの裾部分が透けて見え、問題視する声が多く挙がっていた。

選手会がリーグに懸念を伝えると、今回のデザインを担当したナイキ社が声明を発表。「史上最も先進的なユニホーム」を作るために選手や球団、リーグと緊密に協力してきた」と前置きし、「製品のクオリティと性能は最も重要度が高い」などと説明したという。米紙『The Wall Street Journal』が報じた。
また、リーグ広報担当は現地22日、リーグ、ナイキ社、製造を担当したファナティクス社の代表者らがキャンプに訪れ、「選手の要望に基づいてジャージのサイズ、ウエスト、股下、着丈、太もものフィット感、パンツの裾などを調整している」とコメント。開幕日に向けて「最も快適なユニホームの提供」を目指しているそうだ。

そして現地23日、SNS上で指摘されている“パンツの透け感”についてリーグ関係者は、今季から新たに採用された素材のせいではなく、サイズのせいだと同紙に説明。「ユニホームのパンツに関しては、昨季と同じ素材、厚さのものを使用している」と話しているという。

ファンだけでなく選手からも不満が出ていた今回の新ユニホーム問題。はたして開幕日までに解決となるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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