くじ引きで「予感アリ」蝉川泰果&馬場咲希ペアが優勝/チャリティペアマッチ

馬場咲希(中央)と蝉川泰果(右)は優勝賞金2000万円を獲得した(撮影/桂川洋一)

◇国内男女◇HEIWA×PGM チャリティゴルフ(24日)◇PGMゴルフリゾート沖縄(沖縄)◇男子7116yd、女子6359 yd(パー73)◇曇り(観衆1013人)

プロゴルファー男女26人ずつ計52人によるペアマッチが、フォアボール(各自がプレーし、ペアごとに各ホールで良い方のスコアを採用)形式のストロークプレーで行われ、蝉川泰果&馬場咲希ペアが14アンダーで優勝した。1イーグル12バーディの「59」で2位に2打差。優勝賞金2000万円を獲得した。

組み合わせは前日にくじ引きで決まった。2人はナショナルチーム時代に顔を合わせた程度の仲ながら、馬場の名前を引き当てた蝉川は「(相手が)バーディをガンガン獲れる選手だといいなと思っていたので、“行けそうだな”と思った」と期待を膨らませたという。

狙い通り、ペアはバーディを出だし1番から7ホール連続バーディとスタートダッシュに成功した。各ホールで先に第1打を放つ蝉川は「とにかくティショットでミスをしなければ、(相手が)不安を持たずに打てると思ったので、すごく意識した」とフェアウェイキープに専念。

「おかげで私は思い切り打てました」という馬場のプレーをアシストした。後半10番(パー5)では後輩の2mのイーグルチャンスを前にして、先にエッジから8mをパターで沈めてイーグルを奪い、後続を突き放した。

昨年末にプロ転向した馬場にとっては“初勝利”。「男子プロの知り合いの方がいなかったので、とてもドキドキしていたんですけど、蝉川さんと一緒にプレーできてすごくうれしかった。目の前で技を、とくに、すごいアプローチを見せてもらえました」と喜んだ。

表彰式では全員で記念撮影(撮影/桂川洋一)

12アンダーの2位には前年大会で弟の河本力と優勝した河本結と、沖縄出身の嘉数光倫のペアが入った。通算31勝の片山晋呉と16勝の上田桃子が11アンダーの3位タイ。2年連続年間女王の山下美夢有は29日(木)からの開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)を控え、近藤智弘とのコンビを組み9アンダー7位で終えた。

賞金総額6000万円の5%および入場料の一部、チャリティグッズ販売の収益を能登半島の被災地などに寄付する。

<上位成績>
優勝/-14/蝉川泰果&馬場咲希
2/-12/嘉数光倫&河本結
3T/-11/正岡竜二&福田真未、片山晋呉&上田桃子、永野竜太郎&吉田優利
6/-10/杉浦悠太&大里桃子
7/-9/近藤智弘&山下美夢有
8T/-8/石坂友宏&小倉彩愛、宮本勝昌&藤田光里

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