青木崇高、映画「犯罪都市 NO WAY OUT」初日舞台挨拶に劇中衣装で登場!マ・ドンソクとの対決をアツく語る

(C)ABO Entertainment presents a BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A. ENTERTAINMENT production world sales by K-MOVIE ENTERTAINMENT

韓国興行収入100億円を突破した、マ・ドンソク主演「犯罪都市」シリーズの最新作「犯罪都市 NO WAY OUT」が、2月23日より新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン 池袋ほかで全国公開された。

韓国興行収入100億円を突破した、マ・ドンソク主演「犯罪都市」シリーズの第3弾で、最新作となる本作。「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016)で世界的に大ブレイクし、「エターナルズ」(2021)でマーベルヒーローの一員となった、全世界から愛される俳優マ・ドソンクが主演を務め、さらに今作ではシリーズ初の日本人ヴィランとして青木崇高も出演し、日韓で注目を集めている。

そして今回、「犯罪都市 NO WAY OUT」の日本公開を記念して初日舞台挨拶が開催された。マ・ドンソク演じるマ・ソクト刑事と敵対する日本のヤクザを演じた青木崇高が劇中の衣装で登壇。本作が韓国映画初出演となった青木が撮影現場で感じた日本との違い、マ・ドンソクとの共演についてなどネタバレありのトークを披露した。

「こんばんわー! 皆さん、寒い中本当にありがとうございます。映画はどうでした? 最高でしたか!? 初日を迎えられて本当に幸せです。みんなとね、この後、一緒に韓国料理で一杯やりたい気分ですね!」と初日を迎えた喜びいっぱいの満面の笑みで登場した青木崇高。茶色いサングラスにダブルのスーツに身を包んでおり「皆さん、分かりますか? 劇中のリキ(青木崇高の演じた役名)衣装です!」と劇中衣装で登壇。劇中で使用したサングラスも自前だと言い「日本から一応こんなん使えるかな? って思って持っていきました。監督に提案して「いいね! 」と反応が良くて。素顔がまだそこでは分からないシーンで、その後バーンと顔が出るみたいな感じに仕上がりました」と監督に提案して実現したサングラス裏話を明かした。

韓国では昨年の5月に公開され、青木崇高も韓国での舞台挨拶に参加した。いよいよ日本公開ということで「2022年夏に撮影したので、1年半くらい経ちました。本当にこの日を待ち焦がれていました! ソウルの舞台挨拶と同じくらいの熱気を感じております。皆さん最高です!」と熱い気持ちが炸裂。この日は来場客も撮影OKの舞台挨拶。これは彼が体験した韓国での舞台挨拶に倣っての実施となった。

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シリーズ初の日本人キャストとなる青木崇高。「お話しいただいたタイミングでコロナが流行っていたのでビデオ面談をしたんです。その面談の時に自分でイメージしたヤクザの恰好で臨んみました。まだ決まってもいないのに自分だったらこう演じる、刀の使い方はこうしてみるというのを提案しました。意気込んで面談したら監督とかプロデューサーも面白がってくれて、あれよあれよと決まっていった感じです」とリキ役に決まるまでを回想。青木の中で役が膨らんでいったが「でもやっぱり、マ・ドンソクさんですよ! マ・ドンソクと共演できるなら、頑張りたいじゃないですか? 下手なアクションは見せられないし、日本人として、刀を振るう役として恥ずかしいアクションはできないって思いました」とも話した。出演が決まってすぐに「るろうに剣心」のアクションチームに連絡を取ったという。

そして、かなり激しいアクションが完成した。裏話として「日本刀の振り方が違うと言われまして(笑)。韓国のアクションチームに指摘されたんです。この映画に関して言えば、刀の振り方はリキとしての、アグレッシブな動きを求められました」として、結果としてハイブリッドでアグレッシブな日本刀アクションが完成したと自信を見せた。

マ・ドンソクとの共演について聞くと「大先輩ですし、韓国を代表する国際的な俳優の方でもちろん大ファンだったんですよ。もうお会いした時も天に上るような気持ちでした。でも対峙して、ガタイもデカいじゃないですか、地獄でしたね(笑)。みなさんご覧の通り、地面と平行にぶっ飛んでいっていきましたし(笑)」と観客の笑いを誘った。「マ・ドンソクさんはこの作品以外でもプロデューサーとして関わっているので、現場の気遣いが行きわたっている方。僕がこの作品に外国人として参加させていただくということもよく理解してくださって『ムネ(青木崇高)、なにか必要なものがあったら何でも言ってくれ』と。リラックスできるような環境を作るって言ってくださって本当に助かりましたね」とマ・ドンソクとの共演を喜ぶと共に感謝した。

今回が韓国映画初参加となる青木に日本との違いを聞くと「現場に入って思ったことがまず第一に、その現場でその場で編集するシステムがあることに驚きました。これは韓国の映画の現場ではもうスタンダードらしいんですけど、さっき撮ったものとか今撮ったものを目の前ですぐに編集するんです。アクションのつなぎ目をよりナチュラルな編集ができる、場合によっては効果音や曲まで入れてしまうんです。それを撮影部やアクション部などいろんな部署が同時に共有できるので、次のシーンに向けて無駄のない準備ができるんです」と体験したことを語り、チームとしてのモチベーションに繋がると感じた。

日本との違いもあるが、それぞれの良さがあるとのこと。役作りの上でも、映画全体のトーンを細かく監督とも共有できてスムーズだったそうだ。リキが刀を持って登場シーンは3パターン撮影し、完成版は静かな雰囲気のパターンとなったが、他にも色々と試したそうだ。別のシーンとバランスを見て決まることもあったという。

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もう一人のヴィランを演じたイ・ジュニョクからはコメントが寄せられた「観客の皆さんと崇高と一緒にお祝いできず残念、いつか日本の観客の皆さんにお会いしたい」と書かれた手紙をMCが読み上げると、青木は「ヴィラン役同士、殴られた側の絆がありました」と話した。酒を飲みかわすなど親交を深めたという。「ジュニョクは才能ある素晴らしい役者です。日本に本当に来たがっていました」とイ・ジュニョクとの思い出を話した。また、青木と共に日本から参加した國村隼については「國村さんは韓国で名優として知られています。リキの親分として出演して頂けて感慨深く、感謝しています」と尊敬を口にした。

今後も韓国映画に出演したいかという質問には、「機会があれば韓国映画にまた出たいですし、異国での撮影現場を体感したいです。それと同様に、日本の作品も国内国外問わず多くの方に観て頂きたいですね」と答え、今後、チャレンジしたい役については「刀握っちゃうとやっぱやられちゃうかもしれないので、刀を作る側とかでこうおとなしく……いやいや! じゃないですね! やっぱりどんどんアクションガンガンやっていきたいですね。マ・ドンソクさんもいろんな作品プロデュースされていますし、今度は仲間とか、バディだったりだとか。コメディで共演などもチャレンジしたい」と夢を語った。

途中、青木から一般客に「過去作を見た方はいますか?」と問いかける一幕も。また、青木から抽選でスペシャルプレゼントも用意された。プロデューサーに直談判して持ち帰った貴重な韓国版ポスターだ。「転売などはお控えください(笑)」と話す青木からのサプライズに、客席からは歓声が上がった。

最後に「今日は本当にありがとうございました! マ・ドンソクさんとかジュニョクに日本での盛り上がりを共有してもいいですか?」と、スマホを構え、観客の皆さんとの自撮りをし、熱い思いのたけを語りつくした公開記念イベントとなった。

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