広島・呉市の大学で23日、高齢者に安全な食事をしてもらおうと、栄養士らを対象とした研修会が開かれました。
高齢者の食べる喜びを支援しようと研修会を開いたのは、広島県栄養士会と広島国際大学です。管理栄養士と栄養士およそ30人が参加しました。
最初に、食べ物をうまく飲み込めない高齢者などのために開発された「やわらか米」が紹介されました。見た目は、普通のご飯と変わりませんが、酵素を配合しているため少量の水で炊き上げることができ、エネルギー効率もよく、家庭でも簡単に炊くことができます。
試食した参加者
「コメの食感も残って柔らかいからご飯を食べるって感じがありますね」
このあと参加者は、高齢のため、のどの筋力が低下して食べ物をうまく飲み込めない、摂食嚥下障害の原因や症状について学びました。
また、のどに聴診器を当てて、飲み込む時の音や呼吸を確認する実習も行いました。
参加者
「栄養士も嚥下をいろんなテストで発見できることが分かりました」
広島県栄養士会では、今後も大学と協力して研修会を開くことにしています。