セルティックスのテイタム「ここまで来たら優勝できるかどうかでジャッジされる」

ボストン・セルティックスは、オールスターブレイク明け初戦となった2月23日(現地時間22日、日付は以下同)にシカゴ・ブルズを129-112で下し、7連勝を飾った。

この試合で25得点7リバウンド5アシスト3スティールを残して勝利に貢献したジェイソン・テイタムは、セルティックスで平均27.1得点を誇るトップスコアラー。

25歳のフォワードは、現在5年連続でオールスターに名を連ねているほか、2シーズン連続でオールNBAファーストチームにも選ばれており、『NBA.com』による最新版のMVP候補ランキングでも5位に入っている。

イースタン・カンファレンスならびにリーグトップの44勝12敗(勝率78.6パーセント)を記録するセルティックスは、イースト2位のクリーブランド・キャバリアーズ(36勝19敗/勝率65.5パーセント)と7.5ゲーム、ウェスタン・カンファレンス首位のミネソタ・ティンバーウルブズ(39勝17敗/勝率69.6パーセント)とも5.0ゲーム差をつけていることから、ここから大崩れでもしない限り、レギュラーシーズンでリーグベストの戦績を残すことができるだろう。

テイタムとセルティックスが掲げるゴールはもちろんリーグ制覇。テイタムはこれまでカンファレンス・ファイナルに4度勝ち上がり、2022年にはNBAファイナルにも進出したのだが、ゴールデンステイト・ウォリアーズの前に2勝4敗で敗れており、今シーズンこそチャンピオンシップを獲得すべく、開幕からリーグ上位の戦績をキープしてきた。

22日に現地メディア『The Athletic』へ公開された記事のなかで、テイタムは優勝へ向けてこう意気込んでいた。

「僕は分かっている。レギュラーシーズンで何をしようと関係ない。ここまで来たらチャンピオンシップを勝ち取ることができるかどうかでジャッジされるんだ。そのことは認識している。あとは行動に移すだけさ」

今シーズンのセルティックスは、昨年11月上旬に2連敗を喫してからは一度も連敗しておらず、ホームのTDガーデンで26勝3敗という圧倒的な強さを誇っている。ロスターにはオールスターのジェイレン・ブラウンを筆頭に、クリスタプス・ポルジンギスやドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、アル・ホーフォードという実力者が多数おり、リーグ最高級の豪華戦力を有している。

「今の僕はコートに出て、どこと対戦しているかを理解している。相手のスキーム(仕組み)は知っているし、相手がやろうとしていること、誰がいるのかも把握している」

そう自信をのぞかせていたテイタムは、キャリア7年目で自身初、球団史上18度目の王座獲得に向けて、視界良好と言っていいはずだ。

【動画】テイタムが今シーズン前半戦で見せたベストプレー集!

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