将棋、藤井初白星で防衛へ前進 棋王戦第2局

第49期棋王戦コナミグループ杯5番勝負の第2局で伊藤匠七段(右)に勝利し、対局を振り返る藤井聡太棋王=24日午後、金沢市の北國新聞会館

 将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負の第2局は24日、金沢市の北國新聞会館で指され、後手の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=が94手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破って初勝利を挙げ、対戦成績を1勝0敗1持将棋(引き分け)とした。

 第1局で藤井棋王は公式戦で初めて持将棋を経験、初防衛を目指す。伊藤七段は初タイトルを狙う。第1局が引き分けとなったことで、5番勝負は最大第6局まで開催。第3局は3月3日、新潟市で。

 対局は角換わりの戦型からテンポよく進んだ。藤井棋王がペースをつかむと一気に寄せ切った。

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