22歳は若手じゃない? 笹生優花が同組17歳アジアアマ覇者にエール

全米女子オープン覇者の競演(撮影/村上航)

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 3日目(24日)◇サイアムCC オールドコース(タイ)◇ 6576 yd(パー72)

笹生優花と同組で回ったのは、地元タイのアマチュア、エイラ・ガレツキー。昨年3月「アジアパシフィック女子アマ」で優勝し、その資格でメジャー3試合に出場して「シェブロン選手権」では28位に入った17歳だ。

17歳のアマチュア、エイラ・ガレツキー(撮影/村上航)

「去年のシェブロンにも出ていたので、米国で何回か会ったことがある。みんなで楽しくラウンドできたので良かった」。もう一人の同組、20年「全米女子オープン」優勝のキム・アリム(韓国)も含めて英語での会話は盛り上がった。

「全米女子オープン」(21年)のタイトル保持者とはいえ、笹生もまだ22歳。それでいて、「もっともっと若い子に出てきてもらって、ゴルフを盛り上げてもらいたい」とベテランのように新たな才能を歓迎する。「自分は別にそういう年齢じゃないので。もうプロですしね。どんどんアマチュアの若い子たちに盛り上げてもらいたい」と笑った。

ショットもパットも安定して3日間60台をマーク(撮影/村上航)

ラウンドでは貫録を存分に示した。ティイングエリアが前に出て280ydに設定された15番パー4では1Wでピン3m強に1オンさせ、イーグルを奪った。「チャンスは自分で作るもの。ティが前に出たからといって(必ずしも)チャンスではない。それを作れたことは良かった」とうなずく。

この日の「68」を含め、3日連続の60台で通算10アンダー11位に浮上。首位に立つ仲良しのパティ・タバタナキット(タイ)とは6打差にいる。「いい一週間で終われたら」。フル参戦3年目の米ツアー初戦、いきなりの上位争いを楽しむ。(タイ・チョンブリ/亀山泰宏)

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