滋賀・伊吹山の落石、死亡したのは神戸の男性 通報時「頭くらいの石が二つ落ちた」

【資料写真】伊吹山(2023年11月13日撮影)

 24日午前10時45分ごろ、滋賀県米原市藤川の伊吹山山頂付近で落石に巻き込まれ、登山者が意識不明になるなどけが人が出ていると110番があった。滋賀県のヘリコプターが神戸市中央区、会社員男性(55)ら男性2人を救助したが、意識不明だった会社員男性は搬送先の病院で死亡が確認された。同市灘区の柔道整復師(52)は頭を打つなどの軽傷。

 滋賀県警米原署によると、現場は山頂から南東方向に約400メートルの地点。男性らは計5人で登山中で、うち1人が通報時に「頭くらいの石が二つ落ちてきた」と話していたという。

 伊吹山は昨年7月の豪雨による登山道崩落のため米原市は登山しないよう求めている。伊吹山ドライブウェイも冬季閉鎖中。

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