ゼレンスキー氏、団結を訴え 侵攻2年「独立のため戦い勝利」

ウクライナ・キーウ近郊ホストメリを訪れた(左から)ベルギーのデクロー首相、カナダのトルドー首相、EUのフォンデアライエン欧州委員長、(1人おいて)ウクライナのゼレンスキー大統領=24日(ウクライナ大統領府提供・共同)

 【キーウ共同】ロシアによるウクライナ侵攻開始から24日で2年となった。ゼレンスキー大統領は映像を公表し「われわれは独立のために戦っている。そして勝利する」と述べ、ロシアが前線で攻勢を強める中で国民に団結を呼びかけた。首都キーウ(キエフ)近郊ホストメリで行われた式典には、ゼレンスキー氏のほか先進7カ国(G7)議長国イタリアやカナダ、ベルギーの首相らが参加し、連帯を示した。

 24日にキーウに入ったのは、イタリアのメローニ首相、カナダのトルドー首相、ベルギーのデクロー首相、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長。フォンデアライエン氏は「ウクライナを固く支持する」とX(旧ツイッター)に投稿した。

 ゼレンスキー氏は23日、西部リビウでデンマークのフレデリクセン首相と会談。安全保障協力に関する2国間協定に署名した。英国、ドイツ、フランスに続いて4カ国目。G7以外では初めてで、デンマークは長期の軍事支援を約束した。支援額は2023~28年に計85億ユーロ(約1兆3800億円)となる見通し。

ウクライナ・キーウ近郊ホストメリを訪れ、国民向けのメッセージを発表したゼレンスキー大統領=24日(ウクライナ大統領府提供・共同)

© 一般社団法人共同通信社