社民・福島瑞穂党首 5議席獲得目指す衆院選は都知事選と同日と予測 岸田首相の“予定”から逆算

社民党が23、24日の両日、都内で党大会を開いた。2023年12月の党首選で無投票3選した福島瑞穂党首(68)の続投を正式に承認。2024-25年の活動計画、次期衆院選で5議席を獲得し、比例で得票率2%を目指す選挙闘争方針を採択した。

党大会終了後の会見で、福島氏は次期衆院選の時期について「本当は岸田さんに聞きたいくらいですが…ひとつは国賓級でアメリカに行くと施政方針演説でおっしゃいましたから、4月前にはないですよね。そして、6月にまさに(定額)減税の話があるので、少なくともそれが終わってからではないかと個人的には思っています」と予想した。

さらに「あまりそこから離れてしまうと、減税したありがたみが伝わらないですから、大きな可能性としては6月解散、7月7日が東京都知事選挙ですから、それと同日である可能性は極めて高いと思います」とした。

福島氏は「あとは、秋とかあるかもしれません。しかし、確かなのは来年(2025年)7月に参議院選挙があるので、あまりにそれに近接すると選挙がやりにくくなるということもある。衆議院と参議院は選挙のやり方が違いますから、同日にやるとやはり有権者も混乱するという可能性がある。だとすると、やっぱり年内は必ずあるだろうというふうに思っている」と、今年中の衆院選を見据えた。

28、29日に行われる方向の衆院政治倫理審査会(政倫審)について、福島氏は「政倫審で、衆議院で5名の人が、国会議員が証言をするということで話が出ております。ただ、やはり社民党として思うのは、これが非公開だということです。非公開であれば、やはりみんなでチェックをできないという問題もある」と指摘した。

福島氏は「非公開でやるのであれば、証人喚問まで行かなくちゃいけない。みんながチェックできる形で、証言をすべきということを考えている」と強調した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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