角田義一さん死去 86歳 元参院副議長、立憲民主党群馬県連最高顧問

角田義一さん

 立憲民主党群馬県連最高顧問で、参院副議長を務めた弁護士の角田義一(つのだ・ぎいち)さんが23日午後9時32分、病気のため前橋市内の病院で死去したことが24日分かった。86歳。自宅は前橋市内。葬儀の日程は未定で、後日、所長を務めた角田・片亀法律事務所から詳細を関係者に伝える。

 角田さんは1937年、旧赤城村(現渋川市)生まれ。京都大法学部卒。県議3期を経て、89年に参院選群馬選挙区で旧社会党から初当選し、その後社民党から民主党に加わって3期18年務めた。

 法務政務次官、参院民主党議員会長を歴任し2007年に政界を引退。09年に旭日大綬章を受章した。国会で白髪を振り乱して論戦を展開する姿から「ホワイトタイガー」の異名をとった。

 1~2月に県が撤去した県立公園群馬の森(アイ・ディー・エー群馬の森、高崎市)の朝鮮人労働者追悼碑を巡っては、碑を守る会の共同代表や、関連する訴訟の弁護団長を務めた。

 立憲民主党県連の後藤克己会長は「体調を崩しても常に第一線に立ち続けることにこだわり、熱い人情と天才的な弁舌で、私たち後輩に影響を与えていただいた。心から冥福をお祈りしたい」とコメントした。

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