まなせゆうなが13ヵ月ぶりに復帰も白星は飾れず! 「負けて終わるのはイヤなので。今成さん、一緒にあの2人を倒しましょう」

ガンバレ☆プロレスが2月23日、神奈川・横浜ラジアントホールで『GanPro 2024 Desire』を開催した。ヒザの負傷のため長期欠場していた“ガンジョのエース”まなせゆうなが13ヵ月ぶりの復帰戦に臨むも、白星では飾れなかった。

復帰戦にあたってまなせはミクストマッチを希望し、今成夢人とコンビを結成。対角には東京女子プロレス時代の後輩ウナギ・サヤカ、藤田ミノルが立った。いきなりウナギは抱擁するかに見せかけて、まなせの胸に噛みつく暴挙。藤田はまなせのウイークポイントの左足を攻めていく。今成とウナギがブレーンバスターの応酬を見せれば、まなせとウナギが強烈なエルボー合戦。ウナギ組が連係を披露すると、まなせとウナギは藤田にサンドイッチラリアットから合体攻撃。今成のラリアットがまなせに誤爆すると、藤田がまなせにアンクルホールド。脱出したまなせは藤田にランニング・パワーボム。藤田はまなせにSAYONARAで逆襲。まなせが藤田にエルボーを叩き込むと、藤田もエルボーで返し変型サムソンクラッチで丸め込んで3カウントを奪取。

藤田は「ちょっと手間取っちゃった。ガンバレ☆プロレスの象徴、まなせゆうな。復帰おめでとう。ウナギ先輩も藤田ミノルも勝ち逃げする気はないから、気が向いたらいつでも呼んでください」とアピール。

感極まったか、涙を浮かべたまなせはコメントブースで「対戦相手を聞いた時、正直うおってなりました。だっていつも一緒に練習しているわけでもないし、会ったこともないよ、藤田ミノル。あんなデカいし怖いし。でも今思い出したんですけど、ウナギ・サヤカが作ってくれたまなせエイドのステッカーを唯一買ってくれたのが、藤田ミノルだったのを試合してて思い出しました。だから藤田ミノルと復帰戦できてうれしいし、ウナギ・サヤカが忙しいのに来てくれたことがうれしいから。でも負けて終わるのはイヤなので。今成さん、一緒にあの2人を倒しましょうよ」と雪辱を期していた。

また、第4試合では長谷川美子が優宇が持つEVEインターナショナル王座にチャレンジ。長谷川はこれがタイトル初挑戦となった。圧倒的な体格差のなか、長谷川はドロップキック連打、ヒザ攻めで真っ向勝負。必殺のダイビング・ダブルニーアタックをキャッチした優宇はコーナーマットに叩きつける。長谷川は丸め込み連発で逆転を狙うも、カウント3は奪えず。優宇は払い腰からスリーパー、片羽絞めで絞め上げてギブアップを奪った。

長谷川の奮闘を認めた優宇は「熱い熱い気持ち、皆さんも受け取りましたよね。口先だけ成長してるヤツめちゃくちゃ嫌いなんですよ。でも長谷川美子は言葉以上に熱いプロレスラーでした。4月からフリーになるみたいだけど、フリーって試合の取り合いだよ。だから今日からあなたは私のライバルです。私がもっとベルト増やすから、また挑戦してきてください。あなたがベルト獲ったら、挑戦しに行きます」とエール。

バックステージで長谷川は「ベルトまでの距離がすごく遠く感じました。初めてタイトルマッチの挑戦表明して、“やめとけ”って言葉があって。でもマイナスのことを今プラスに変えられるくらいガンプロでたくさんのことを学んだので、次はフリーになりますけど、優宇さんにライバルだって言っていただけたので、これからもフリーとしてどんどん活躍して、必ず優宇さんのベルトにもう1度挑戦させていただくので。ずっとそのベルト持ち続けてください。私もいつかベルトを獲れる選手になって、挑戦してきてください」と前を向いた。

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