地元の特産品であるウメを生かし、新たなスイーツの開発販売事業に取り組んだ安中市商工会は25日、完成した「あんなか梅スイーツ」を秋間梅林(群馬県安中市)で初めて本格販売する。市内の和洋菓子店を中心に8事業者が開発した8種類を一堂に並べる。
あんなか梅スイーツは、パウダーやシロップ、カリカリ梅などさまざまに加工されたウメを使い、焼き菓子やケーキ、餅菓子、氷菓子に仕上げた。これまでに会員の14事業者が計17品目を完成させた。
爽やかなウメをイメージした共通ロゴを制作し、該当スイーツにロゴシールを貼って販売する。通常は各事業者がそれぞれの店頭で販売するため、25日の販売は一度に食べ比べができる好機となる。
事業者の写真と開発されたスイーツを組み合わせたデザインのポスターやチラシを作成した市商工会の担当者は「磯部せんべいに次ぐ、名物に育て上げたい」と意気込む。
土産やおやつ、贈答品などとして愛される名物づくりを目指し、市商工会が昨年7月から準備を進めてきた。12月に事業者が試作品を披露し、今年1月に趣向を凝らした新作スイーツを誕生させた。