春闘の賃上げ交渉が本格化するのを前に、群馬県内の労働組合でつくる連合群馬(佐藤英夫会長)は24日、2024春闘決起集会を高崎市の城址公園で開いた。加盟労組の組合員ら約150人が参加し、賃上げや労働環境の改善に向けて結束した。
佐藤会長は集会で、連合群馬の使命は①安定的な雇用②働きやすい職場③まともに生活のできる賃金の確保―の実現にあるとして、「今年は中小零細企業の賃金を上げられるかどうかが正念場になる」と決意を示した。
集会後は市役所前やJR高崎駅周辺などを約2キロにわたって行進し、「長時間労働を是正しよう」「ハラスメント根絶を進めよう」などと声を上げた。
同駅西口のペデストリアンデッキで街頭啓発活動も実施。デフレマインドを洗い流してベースアップ(ベア)を勝ち取ろうと、クマの形をした「“ベア”スポンジ」を通行人らに配布して機運醸成に努めた。