西垣匠「木梨さんは憧れの存在、一緒にお芝居できることに感謝」

奈緒と木梨憲武がW主演をつとめるドラマ『春になったら』(カンテレ)に出演中の俳優・西垣匠が2月24日、カンテレ本社(大阪市北区)でおこなわれた取材会に出席。撮影の裏話などを語った。

ドラマ『春になったら』に出演中の俳優・西垣匠 (C)カンテレ

同ドラマは、早くに母を亡くし、反発し合いながらもひとつ屋根の下で支え合って生きてきた「3カ月後に結婚する娘・瞳(奈緒)」と「3カ月後にこの世を去る父・雅彦(木梨)」の残された時間を描くホームドラマ。西垣は、瞳と婚約者・川上一馬(濱田岳)の結婚式を担当するウエディングプランナー・黒沢健を演じる。

瞳と一馬の結婚式は、黒沢にとって初めてひとりで担当を任される大きな仕事。しかし、雅彦の病気が発覚したことにより一旦延期となり、その後も目まぐるしく状況が変化。挙げる・挙げないと二転三転する瞳と一馬に振りまわされながらも、悩める2人にひたむきに向き合い続ける。

西垣はそんな黒沢について、「初めて式を任されてなにもわからないし、キャパが狭くてすぐに音を上げちゃったりするところもある。すごく後輩感のあるキャラクター」と語り、「わざとらしくならないように、ちょっとかわいらしさを出すようにしていますね。そうすると、振りまわされている感じがより際立つかなと(笑)」とコメント。

そして、ウエディングプランナーを演じるにあたって参考にしているというのが、「そろそろ結婚し始めている」という同級生の体験談。「僕も24歳なので、地元の友だちが結婚し始めていて。なので『こういう役をやってるから、教えてくれない?』って」と、役作りのために情報収集にも励んでいたという。

ちなみに自身の結婚については、「いつかはしたいけど、すぐではなさそう」と西垣。「僕は人前に立つお仕事をしてるので、結婚式でもそういう『俳優スイッチ』が入ってしまうのかな? と思うとちょっと怖い(笑)。なので、やるなら豪華なものではなくて、身内だけの少人数で静かに挙げたいです」と将来のプランも明かした。

「本当にアットホーム」という撮影現場でも、やはりムードメーカーは木梨だという。西垣は「ずっとテレビで見てきた憧れの存在」と語り、「カメラが回ってなくてもずっと木梨憲武さん! みんなが笑顔で乗り切れているのは、木梨さんの明るさのおかげ。一緒にお芝居できることに感謝しています」と笑顔を見せた。

ドラマ『春になったら』(2月26日放送・第7話)予告

2月26日放送の第7話(夜10時〜)では、雅彦がサプライズで開いた退院祝いをきっかけに、ギクシャクしていた関係が修復した瞳と一馬。一馬の隣で幸せそうに笑う娘の姿に2人の結婚に反対はしないと決めた雅彦だが、病魔は容赦なく体を蝕んでいく。できないことが増えていくことへの悔しさと不安を払拭するかのように、瞳が「結婚までにやりたいことリスト」に書き足した「お父さんと旅行に行く。もう一度」を叶えるべく、キャンプに行こうと提案する。

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