マルティネスがジャイアンツのオファーを拒否していた 米記者報道

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ジャイアンツはホルヘ・ソレアと3年4200万ドルの契約を結ぶ前、J・D・マルティネスに対してオファーを提示していたものの、マルティネスはそれを拒否したようだ。金額などの条件面が原因だったのか、そもそもマルティネスがサンフランシスコでのプレーを希望していなかったのか、詳しい状況については明らかになっていない。マルティネスがすでに36歳であることを考えると、ジャイアンツが提示した条件はソレアの3年4200万ドルを下回っていた可能性が高そうだ。

マルティネスは昨季ドジャースで113試合に出場し、打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893を記録。2019年以来4年ぶりにシーズン30本塁打をクリアして強打健在をアピールし、OPSも直近4シーズンでは最も高かった。オールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞3度、打点王1度の実績を誇り、通算1639安打、315本塁打、1002打点を記録するなど、メジャーを代表する強打者として活躍を続けてきたが、2月下旬を迎えてもFA市場に残ったままとなっている。

2004年のバリー・ボンズを最後にシーズン30本塁打をクリアした打者がいないジャイアンツは今オフ、ソレアやマルティネスのほかに、リース・ホスキンスにも興味を示していたことが明らかになっており、ファーハン・ザイディ編成本部長がシーズン30本塁打を期待できる長距離砲の獲得を狙っていたことがうかがえる。ホスキンスはブリュワーズへの移籍が決まり、マルティネスにはオファーを拒否されたため、最終的にはソレアと3年契約を結ぶことになった。

マルティネスの移籍先としては、指名打者に空きのあるブルージェイズ、メッツ、エンゼルス、ダイヤモンドバックスなどが候補に挙げられてきたが、ブルージェイズはジャスティン・ターナー、ダイヤモンドバックスはジョク・ピーダーソンとランドール・グリチックを獲得して指名打者要員を確保。フルタイムの指名打者であるマルティネスを受け入れることのできるチームの数はかなり限られてきた。なお、ヘイマン記者はマルティネスの獲得に乗り出す可能性のあるチームとして、レンジャーズの名前を挙げている。

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