金立小と北鹿島小 ラジオ体操で全国表彰 佐賀県内初「かんぽ生命特別賞」

出前授業でラジオ体操のこつを学びながら熱心に取り組む子どもたち=佐賀市の金立小

 かんぽ生命保険が主催する「全国小学校ラジオ体操コンクール」の取り組み部門で、金立小(佐賀市、副島和久校長)と北鹿島小(鹿島市、池田直人校長)が3位に当たる「かんぽ生命特別賞」を県内で初めて受賞した。金立小では13日、贈呈式に合わせてラジオ体操の出前授業が開かれた。

 金立小はスポーツ委員会を中心に活動。地域住民から指導を受けたり、クイズを作ったりと、楽しみながら全校一体となってラジオ体操に取り組んでいる。出前授業では、NHKテレビ体操に出演する鈴木大輔さんから、一つ一つの動きの意味や効果などを実践的に学んだ。スポーツ委員長で6年の山口采都君は「賞をもらえてうれしかった。授業では、体をしっかり伸ばすことが大切だと分かった」と話した。

 北鹿島小は児童が見せた手本を校内でリモート中継している。6年生が1年生の教室などに足を運んで直接指導もしており、「学校としての一体感が伝わってくる」と評価された。池田校長は「日頃からさまざまな体力づくりに取り組んでおり、子どもたちの頑張りが認められた。今後は地域の人や保護者などに元気を届けられる活動をしていきたい」と抱負を語った。

 コンクールはラジオ体操に関する活動を動画で募集しており、今年で10回目。ラジオ体操を通じた日頃の活動を伝える「取り組み部門」と、体操の動画が対象の「技術部門」の2部門に、全国から計約400件の応募があった。(坂本有佐)

1年生の教室で、ラジオ体操の手本を見せる体育委員会の6年生=鹿島市の北鹿島小(提供写真)

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