1位はやっぱりあそこ 業界別「平均年収」ランキングTOP10 2位は「エネルギー業界」の830.7万円

平均年収が最も高かった業界は「商社業界」 ※画像はイメージです(chachamal/stock.adobe.com)

日本国内540万社の企業情報を網羅した日本最大級の営業データベース『SalesNow DB』を運営する株式会社SalesNow(東京都渋谷区)は、このほど「上場企業における業界別平均年収ランキングTOP10」を発表しました。その結果、平均年収が最も高かった業界は「商社業界」(954.8万円)となりました。

同ランキングは、2023年1月~2024年1月の期間に商業登記や不動産登記、税務署の公示データ、官報公告記事、官公庁企業で公開されている情報や、ホームページやSNSで自ら公開している情報をもとにデータを抽出・ランキング化したといいます。そのほかの結果は以下の通りです。

▽上場企業における業界別平均年収ランキングTOP10

上場企業における業界別平均年収ランキングTOP10(提供画像)

【1位:商社業界/上場企業社数:170社(954.8万円)】
商社業界では、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事がトップ3にランクインしています。商品の仕入れから販売までを一手に行い、グローバルな視点と高度な市場分析能力で複雑なビジネスモデルを構築。新興市場への進出や多様なビジネスチャンスの追求により、収益の機会を広げています。

【2位:エネルギー業界/上場企業社数:57社(830.7万円)】
エネルギー業界はコスモエネルギーホールディングス、三井松島ホールディングス、ENEOSホールディングスがトップ3です。電力や燃料の供給により経済活動を支え、原油や天然ガスなどの採掘、加工、販売を行います。巨大な資本と高度な技術が必要なこの業界は、そのリスクと責任に対する高い報酬で知られています。

【3位:通信・PC業界/上場企業社数:32社(820.3万円)】
この業界の先頭に立つのはソフトバンクグループ、日本電信電話、KDDIです。技術革新が著しく、インターネット普及やスマートフォン登場などにより重要性が増しています。高い技術力と創造性を持つ従業員は高報酬を得ており、新しいビジネスモデルの創出も進んでいます。

【4位:コンサルティング業界/上場企業社数:188社(802.8万円)】
M&Aキャピタルパートナーズ、ドリームインキュベータ、ストライクが上位に。企業の様々な課題に対し、専門知識で解決策を提供。経営戦略やITシステム最適化など、幅広い分野での支援が特徴で、高度な分析スキルと経験が高い報酬につながっています。

【5位:建設業界/上場企業社数:164社(774.2万円)】
鹿島建設、ランドビジネス、大林組がトップ3。社会基盤を形成する建築物の設計、建設、保守を担い、高度な技術力とプロジェクト管理能力が求められます。経済の動向に左右されやすいが、持続可能な建設技術や環境配慮型建築物の需要増加が評価されています。

以下、6位「生活用品業界」(757.1万円)、7位「不動産業界」(754.6万円)、8位「医療・製薬・福祉業界」(753.8万円)、9位「機械業界」(753.5万円)、10位「工事・土木業界」(749.3万円)と続きました。

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【出典】
▽SalesNow DB
https://salesnow.jp/db

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