日本代表・馬場雄大は“全快”アピール…強豪撃破で「日本バスケのさらに大きな一歩を」

2月24日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)が有明コロシアムで「FIBAアジアカップ2025予選Window1」中国代表(同29位)戦の前日練習を実施。グアム戦を欠場していた馬場雄大がメディアの取材に応じた。

馬場は22日のグアム戦のエントリーロスター12名に入っていたものの、試合当日に「コンディション不良」のため欠場。本人も詳細は明かさなかったが、この日は無事に練習を消化できたようで「もう大丈夫。問題ないです」と笑顔で全快をアピールした。

FIBA公式サイトによると、日本は「アジアカップ」レベル以上の主要国際大会に限れば、1936年のベルリンオリンピックを最後に中国戦で未勝利。今回、トム・ホーバスヘッドコーチらから選手へ向けて“リベンジマッチ”が持つ意味を伝えられたという。

馬場は「チームとして88年勝てていない中国、トム監督の初陣でもボロ負けしているので、明日勝つことで大きな一歩を踏み出せると思いますし、僕個人としても代表に入ってから中国に勝てていないので、ワクワクしている部分もあります。日本バスケットボールとしてまたさらに大きな一歩を踏み出したいと思います。少しワールドカップに近い思いというか、すごく奮い立たせられるものがあるので、その思いをコートで全面に出していければ」と、中国戦にかける思いを明かした。

外から観戦することになったグアム戦は「ペイントが空いている時間帯があった」とオフェンスのバランスが偏っていた戦況を振り返り、「ペイントアタックして(相手ディフェンスを)収縮させて外の選手を生かしたりは僕がやれるかな」と分析。12人中7人が身長200センチ超えの中国代表への警戒感も示しつつ、自身の強みをアピールする構えだ。

また、今夏に控えるパリ2024オリンピックのチーム目標が“ベスト8以上”に決まったことについても言及し、「東京オリンピックをプレーさせてもらった身としては簡単な道ではないと思っていて、だからこそトム監督が掲げた目標でもあると思う。(八村)塁も入ってくれたら最強の日本代表を作れると思うので、僕たちがチャレンジしていく良い目標だと思う」と引き締めた。

25日14時ティップオフ予定の中国戦の模様は、DAZNとTVerでライブ配信、テレビ朝日系列で生中継される。

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