小澤征爾さんへ哀悼の調べ　群馬交響楽団が高崎芸術劇場で定演

2024/02/25

　群馬交響楽団は24日、高崎市の高崎芸術劇場で第595回定期演奏会を開き、6日に死去した世界的指揮者、小澤征爾さんへバッハ「G線上のアリア」をささげた。満席の会場は静寂に包まれ、聴衆と共に弦楽の調べで「世界のオザワ」を悼んだ＝写真。

　同曲は1992年3月、「群響生みの親」と呼ばれる丸山勝広さんの楽団葬で、群馬音楽センターに駆け付けた小澤さんが指揮した作品。聴衆は群響の歴史に寄り添ってきた偉大な指揮者の旅立ちを音楽で見送った。