新天地で復活を目指すティム・アンダーソン 「言い訳はしないよ」

日本時間2月25日、マーリンズはホワイトソックスからFAとなっていたティム・アンダーソンと1年契約を結んだことを正式発表した。年俸は500万ドルであることが報じられており、マーリンズはロースターの枠を空けるためにトミー・ジョン手術のリハビリ中のサンディ・アルカンタラを60日間の故障者リストに登録した。アンダーソンは「自分のプレーを取り戻したい。本来のプレーができれば、限界はないと思っている。素晴らしい選手になれるように努力を続けていくよ」と意気込みを語った。

現在30歳のアンダーソンは首位打者のタイトルを獲得した2019年から4年連続で打率3割をマークし、2020年はシルバースラッガー賞を受賞。2021年から2年連続でオールスター・ゲームに選ばれるなど、リーグを代表する好打の遊撃手として活躍を続けてきた。ところが、昨季は開幕直後に左ひざを痛め、その影響で深刻な打撃不振に。123試合に出場して打率.245、1本塁打、25打点、13盗塁、OPS.582と自己ワーストの成績に終わった。

メジャー平均を上回っていたスプリント・スピードが大きく落ち込むなど、左ひざの故障の影響は明白だった。アンダーソンは「言い訳はしないよ」と話しているものの、「ゴロの打球がかなり増えてしまった」と打撃に大きな影響があったことを認めている。「今はとても状態がいい。健康だと感じているし、準備はできている。とても楽しみだ」と新天地での完全復活を誓っている。

マーリンズのスキップ・シューマッカー監督は「オールスター・ゲーム選出やシルバースラッガー賞の経験があり、首位打者のタイトルを獲得したこともある選手がチームに加わると、雰囲気は一変する。クラブハウスをポジティブな空気で満たしてくれるんだ」とアンダーソンの加入を歓迎。「チームにとって大きな後押しになる。フロントオフィスが勝とうとしていることが伝わってくるし、アンダーソンもやる気満々だ。選手たちのモチベーションも上がっているよ」と元首位打者の加入は早速チームに好影響を与えているようだ。

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