山田線の楽しみ方、漫画で紹介 盛岡市、利用促進へ冊子

盛岡市が発行した漫画小冊子「乗ってみようよ!山田線」

 盛岡市は、JR山田線の利用を促進しようと漫画小冊子「乗ってみようよ!山田線」を制作した。「あなたも知らない『魅力』」を伝える一冊とし、楽しみ方を読みやすく、分かりやすく紹介。住民のマイレール意識の醸成につなげる。

 NPO法人岩手未来機構(大野正勝理事長)に依頼し、制作。県内在住の漫画家らが4こま含む四つの物語を手がけた。新車購入を悩む中で列車通勤のお得さに気付く家族や小旅行を楽しむ若者、往路はランニングで復路は列車に乗るランナーの話など多様だ。初めて利用する人向けに乗車券の買い方なども掲載する。

 A5判20ページで3千部制作。沿線の小中学校で小学3年生以上に配ったほか、盛岡駅や上米内駅、市役所などで無料配布している。3月3日は宮古毛ガニまつり(宮古市)に合わせて臨時列車が運行され、盛岡駅発の下り列車利用者に配布する。

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