男子テニス元世界ランキング４位で、現在は故障からの復帰に向けトレーニングに励む錦織圭（現347位）に、新コーチが付くことが明らかになった。錦織自身が2月24日にＸ（@keinishikori）を更新し、元全豪オープン王者のトーマス・ヨハンソン氏（スウェーデン／48歳）がチームに加わると発表。以下のようにコメントを綴っている。
「皆さん、こんにちは！ 2024年シーズンに向けて、チームKeiにトーマス・ヨハンソンが加わることを発表できて興奮しています。すでに僕たちはフロリダで何週間か過ごしました。彼がチームに加わってくれてうれしいです」
これを受けてヨハンソン氏も自身のＸ（@tompatennis）を更新。「2024年シーズン、私が錦織圭とそのチームに加わることを発表できて、とても興奮しています。レッツゴー」と、力こぶの絵文字を添えて意気込みを綴っている。
ヨハンソン氏は1994年にプロデビュー。2002年全豪オープン決勝でマラット・サフィン（ロシア／元世界１位）を破って優勝するなど、ツアー通算９勝を挙げ、05年ウインブルドンではベスト４、08年北京五輪では男子ダブルス銀メダルを獲得する活躍を見せた。シングルスの最高ランキングは７位。09年に引退した。
昨年６月に約１年８カ月ぶりに戦線復帰した錦織は、７月の「アトランタ・オープン」で左ヒザを痛めて再び戦線離脱。いまだ復帰できていないが、先週２月21日には公式インスタグラムのストーリーズ（24時間で消える機能）で、左右に動きながら軽快にフォアハンドを打つプレー動画を公開し、順調に回復しつつあることをうかがわせた。
錦織のコーチというと、19年10月から付いているマックス・ミルニー氏（ベラルーシ／46歳）がいるが、昨年末に脳腫瘍の手術を受けたことがヨーロッパの各メディアで報道されており、現在はリハビリ中だと伝えられている。錦織の復帰時期は未定だが、ヨハンソン氏の加入は、完全復活に向け大きな後押しになるに違いない。
構成●スマッシュ編集部
