40代の平均年収
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、40代の方の平均給与は表1の通りです。
表1
※国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査（第14 図）年齢階層別の平均給与」を基に筆者作成
表1より、40代男女の平均年収は491万～521万円であることが分かります。
さらに、本記事の事例では45歳であることを加味すると、40代後半の男女の平均は521万円のため、500万～520万円付近が目標となる年収と推測できるでしょう。
そのため、現在の年収から、あと200万円ほど年収を上げる必要があるともいえます。
次は、年収を上げる方法について解説します。
年収を上げる方法は？
年収を上げたい場合には、現在の職場で昇給を目指す方法や、転職をするといった方法があります。
それぞれの方法について詳しく解説します。
・現在の職場で昇給を目指す場合
まずは、現在勤めている会社が定めている昇給制度を確認しましょう。
そのうえで、現在の業務内容に役立つ資格を取得したり、積極的にリーダー職や人材育成などを引き受けたりして、社内での評価を高めて、昇給を目指すことをおすすめします。
また会社によっては、勤続年数や年齢を基準として、自動的に昇給する制度を採用している会社もあります。
自身の会社の昇給制度を確認して、今後の年収の見通しを立てるとよいでしょう。
・転職をする場合
40代は、仕事の経験を積まれている方も多く、転職先でも即戦力になれる年代です。
自身の経歴や実績を基に、より待遇のよい会社への転職をすることで、年収の増加が期待できます。
しかし、以上のような年収を上げる方法は、すぐには成果につながらない可能性もあります。
そのため、年収を上げる方法に加え、毎月の支出を見直して、手元に残るお金を増やす方法もおすすめします。
収入を上げる方法と、手元のお金を減らさないための方法の2つを実践することで、金銭的な不安を和らげることができるでしょう。
収入を上げるだけでなく、支出の見直しも行いましょう
40代の年収の平均は、500万円付近であることが分かりました。
そのため、40代で年収300万円の方が平均値に近づくためには、あと200万円ほど、年収を上げる必要があります。
年収を上げるためには、昇給のために努力をすることや転職をすることは有効ですが、すぐに成果がでるとはいい切れません。
まずは、年収を上げるための活動と並行して、支出を見直していくことをおすすめします。
出典
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査－調査結果報告－ 概要 II 1年を通じて勤務した給与所得者 2.平均給与〔年齢階層別の平均給与〕（第14図）年齢階層別の平均給与（21ページ）
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
