妊婦専用ノンアルBARが神戸のホテルで期間限定オープン 「主人も楽しんできてと」「思い出づくりに」

妊娠中の女性にとってBARはハードルが高いと思います。妊婦専用バー「ニンプバー」が24日、神戸市内の神戸ポートピアホテル内で期間限定でオープンした。六甲バター株式会社が展開する、妊婦とママのリアルな声に寄り添うプロジェクト「QBB ベビーチーズ for mom」の一環。2022年7月、2023年10月、12月と神戸市のノンアルコールカクテル専用バーにて3回開催していたが、好評を受けて神戸ポートピアホテル内のBAR「レスタカード」で初めて行うことになった。

BGMが静かに流れ、落ち着いた雰囲気。一人で訪れた女性は「バーの雰囲気が好きで、来られたことがうれしいです。主人も『ぜひとも楽しんできて』と言ってくれました」と笑顔。夫婦で来た女性は「お酒が好きですけど飲めないし、ホテルや旅行とかになかなか出かけられないので、思い出づくりになりました。家ではノンアルコールの飲み物は飲みますけど、こういうカクテルは飲めないので」と久しぶりのデートを楽しんでいた。

安定期に入った16週から36週の妊婦が対象で定員は30人(子ども同伴不可)。ホテルのバーテンダーとシェフが趣向を凝らしたモクテル(ノンアルコールカクテル)やチャーム(軽食)が提供される。開催日は3月17日までの土日で、営業時間は14時30分~16時。事前予約を推奨しており、同ホテルのサイトから申し込める。

企画した六甲バター関係者は「徐々に浸透して、さらに大きな反響があれば、全国展開もできたらと思っています」と力を込めた。

(よろず~ニュース・中江 寿)

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