「『必ず数字を残したい』と。ホッとしている」STVV伊藤涼太郎、3戦ぶり先発で鮮烈な決勝弾!得点数は「まだまだ物足りない」

現地時間2月24日に開催されたベルギーリーグ第27節で、日本人6選手を擁するシント=トロイデン(STVV)がウェステルローとホームで対戦。1-0で接戦をモノにした。

決勝点を叩き込んだのは、守護神の鈴木彩艶と共に先発した伊藤涼太郎だ。昨夏にアルビレックス新潟から完全移籍した26歳のアタッカーは27分、ペナルティエリア手前でパスを受けると、利き足とは逆の左足でループシュート。相手GKの意表を突く、鮮やかな一撃でネットを揺らしてみせた。

3戦ぶりの先発で結果を残した伊藤は、試合後にインタビューに対応。「ここ2試合先発を外れていて、悔しい気持ちもありました。『必ず数字を残したい』という思いで試合に入ったので、まずは自分が点を取って勝ててホッとしています」と喜びを伝えた。

【動画】「伊藤涼太郎っぽさ全開!」「めっちゃ上手かった」とファンが驚嘆した芸術的ループ弾
「ループシュートは、自分が得意にしている形です。自分が思ったよりかは少し低かったですけど、上手く入って良かったです。その前の形では、チームが狙いとしているボールも人も動きながら、ゴールに向かっていくってところで、それを上手く表現できたので、チームメイトのおかげでもあるし、素直に嬉しかった得点です」

2点目も貪欲に狙っていたなかで、その姿勢に関して問われた際は、こう答えた。

「1点取った後も満足せずに2点目を狙いに行きました。1-0で勝っている時の追加点はすごい大事だと思うので、もっともっと楽な試合展開にしたかったですけど、相手もなかなか手強くて、上手くいかなかったです。それでもチーム全員で粘り強く、無失点に抑えられたので良かったです」

これが今シーズン4点目。「攻撃の選手としては、まだまだ物足りない。まだ試合が残っているので、もっともっと良い結果を残せるように頑張ります」と誓う伊藤は、どこまで数字を伸ばせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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