完成から4年で迷走中の時代劇ドラマ「青簪行」、電撃配信の話題が浮上

すでに4年にわたってその動向が注目されている中国時代劇ドラマ「青簪行」について、間もなく電撃的に配信をスタートするのではないかとの話が浮上し、中国のSNS・微博(ウェイボー)のトレンドランキングで一時トップの話題となった。

女優ヤン・ズー(楊紫)、歌手で俳優クリス・ウー(呉亦凡)が主演の「青簪行」は、20719年秋にクランクイン後、新型コロナウイルスの感染拡大で一時撮影を中止し、20年春に再開。同年7月にクランクアップしている。しかしその後、クリス・ウーが強姦(ごうかん)罪で逮捕されるスキャンダルが発生したことで、ここ数年は撮り直しや代役起用の話題がたびたび浮上し、迷走を続けてきた。

「青簪行」については昨年11月、俳優ポン・グアンイン(彭冠英)の代役起用が報じられ、続いて先月には撮影を完了したとの報道も。クリス・ウーの出演場面をカットした影響などで、話数が当初の60話から40話へ縮小され、タイトルも原作小説と同じ「簪中録」に変更して、クリス・ウーの影を徹底的に消したとされている。

このように生まれ変わった「青簪行」が、動画配信サービス・騰訊視頻(テンセント)で電撃的に配信を開始するとの話題を、このほど一部メディアが報じ、ウェイボーでも一気に注目度が高まることに。なお、「青簪行」の制作側ではこの話題について「配信スケジュールは未定」と否定しているが、含みをもたせた回答であることや、ウェイボーの公式アカウントが現在も残っている点から、引き続き期待を寄せる声も多い。(Mathilda)

© 株式会社 Record China