東日本大震災の津波で大きな被害を受けた千葉県旭市で2月25日、津波の避難訓練が行われました。
訓練は高さ10メートルの津波が押し寄せる想定で行われ、メイン会場の1つ矢指小学校には、訓練用の大津波警報を聞いた市民約70人が集まりました。
雨が降る中、市民らは体育館の2階に避難した後、避難した人たちを把握するカードに名前を記入するなど、いざという時の行動を確認していました。
訓練には、旭市内22か所で合わせて600人以上が参加したということです。
訓練後、米本弥一郎市長は「大変悪天候の中だったが、津波は天候を選んでくれないので、より実践的な訓練になった。これから先も避難訓練を続けて、防災意識の向上に努めたい」と述べました。